ヘッダー画像
  • トップ画像
  • トップ画像
  • トップ画像

☆当カウンセリングルームの考える生殖心理カウンセリングについて

 成長していく過程で、多くの人が親や周囲の大人のありようから、大人になったら自分もパートナーを得て、子どもを持ち家族を作っていくのだ、という漠然としたイメージを抱いています。もちろん、パートナーは得ても、子どもについては持たないという選択をすることもあります。いずれにしろ、成長する中での様々な経験や考えにより、人生の中での人間関係のありよう、家族の持ち方を決定していく際に、自身の生殖性をどのように位置づけるか、ということはとても重要なことです。

 そして、生殖性を考えるとき、子どもについてどのような思いを持っているか、決定をしているかは大変大きな意味を持ちます。

 

 その、とても大切な決定について、考え直さなければいけなかったり、気持ちを揺さぶられるようなことがあったとき....。そうした揺さぶりは、時に嵐のように大きく、一人では抱えきれないことがあります。ことに、子どもを授かることについては、コントロール可能であるというメッセージが広く伝わっています。子どもを持つことも、持たないことも自身で決定できるというメッセージがあふれる中では、突然の嵐に冷静に向き合うことは難しいものです。

 

 そんなときに、もう一度、自分の決断を見直し、自分の進みたい道を選ぶ、あるいは迷ってみる。そのための支援を医師とは異なる立場で、こころに寄り添って共に考えるのが、生殖心理カウンセリングであると考えています。 

 

 

☆生殖心理カウンセラー*について

 主に不妊治療の現場に関わる心理士や、関心のあるカウンセラーが資格を取得しています。

 援助の内容としては、不妊治療に関わることが多いことから、子どもを産む・産まないに関わらず、自分の生(人生)を生きていくためのサポーターとしての役割を担い、その方が自分らしくあり続けられるよう支援していくことが中心となっています。

 

*日本生殖医療心理カウンセリング学会(現 日本生殖心理学会)が主催する「生殖心理カウンセラー養成講座」を受講し、所定の内容を修め、認定試験を経て学会より認定されるものです。

 当カウンセリングルームカウンセラーは、第1回養成講座を受講して認定資格を得ました。